成長したい、資格を取りたい、何かを続けたいという方へ
この記事を読んでいるあなたはこんなこと考えたことありませんか?
何かを始めようと思うけどすぐにやめちゃう・・・
続けたいと思っても時間がないし・・・
次こそはやり続けたいけどうまくいくかなぁ
この記事ではこういった悩みに答えていきます。
記事を書いている僕は、コンサルティングファームに勤めており、長い労働時間の中でも毎日こつこつ勉強してきました。また大学時代は、留学するために英語を継続的に勉強した結果、3ヶ月でTOEFLのスコアを30点以上あげることができました。
そのなかで、僕がうまく継続できたり失敗した経験をベースに書いていきたいと思います。
それでは、「努力が継続できない理由と、継続するための3つのコツ」について解説していきます。
1.努力が継続できない理由
世の中では、努力しろ努力しろと言われていて、資格のために勉強しよう!、今年は英語を頑張るぞ!、毎週1冊本を読むぞ!という風に決意しながらも、振り返ってみるとできてないなぁと思うことがたくさんあるんじゃないでしょうか。
僕も一時期うまく続けられないタイミングがあって、こんなはずじゃないのに・・・と思っていた経験があります。
その時のことを振り返ると、努力が継続できない理由は大きく3つあったと思っています。
- 必要なことではないから
- 目標が具体的ではないから
- 逃げ道を作っているから
必要なことではないから
努力が続けられない1つ目の理由は、それ自体を本当はやる必要がないからなんです。
例えば、今年は英語が話せるようになりたい!だから毎日英語の勉強するぞ!と思ったとしましょう。最初は、単語を覚えたり、オンライン英会話をしてみたりと、モチベーションも高くやっていると思います。
でも仕事が忙しくなってくると、今日はできなくても仕方ないか・・・、今日は友達とご飯があるからできなかった・・明日から頑張ろう!というように、できない日が増えていき、気づけば来年の目標を立てている何て事ありませんか?
こんな風になってしまう理由としては、それ自体があなたの生活にとって必要がないからなんです。今回の英語の例でいうと、英語ができるようになって何がしたいの?という話です。英語を使えるようになって転職を成功させるのか、英語を使って海外の大学に留学したいのか、など、なんのために必要なのかを明確にしていないと、本気で頑張ろうという気がなかなか起きないんです。
続けられないということは、いまのあなたにとって、英語ができるようにならなくても、別にそれなりに楽しく暮らせるし、まぁ困っていないからなんですよね。
僕が続けることが出来なかったことを思い出すと、別に必要がなかったからだなと思います。例えば、入社前に簿記2級を取れと会社から言われ、勉強しましたが続けられませんでした。
その理由は、僕自身簿記の2級を取ることに意味がなかったからなんです。大学院時代に簿記の勉強は十分にしてきたし、財務諸表も読めるし、分析もできる状態になっていたので、まったくモチベーションが湧かず続けられませんでした。
やっぱり、続けられない理由はあなたにとって必要がないからです。なんとなく始めたことは続けられなくなってしまうのが人間なんですね。
目標が具体的ではないから
2つ目の理由は、目標が具体的ではないからです。何かを継続するということは、きっと目標がありますよね。先ほどの例で言えば、英語ができるようになる。でも、この目標の立て方はすごく曖昧なので目標として機能していません。
英語ができるってどういうこと?という質問に対して具体的に答えられない状態では、全く進めることが難しいと思います。例えば、英語ができるということは、外国人の友達を増やすことなの?英語の本を年間に50冊読むことなの?というように具体的に設定できていないと漠然と走り出すことになってしまうんです。
目標を達成するためのプロセスとしてよくあるのは、最終的なゴールを決めて、達成に必要な中間ゴールを決める、中間ゴールの達成に必要なタスクを決める、毎日のタスクを決める。そして決めた計画に沿って実行する、というプロセスで進めていくことが多いと思います。
この大前提として、目標やゴールがしっかり定められていることがとても大切になります。そこが揺らいでしまうと、そのあとの中間ゴール、タスクもすごく曖昧なものになったり、思いつきのものになってしまい、何を具体的に続けて頑張ればいいのかわからなくなって続けられなくなってしまいます。
このように、継続できない理由は、具体的な目標がないことなので、この点は気をつけてほしいと思います。
逃げ道を作っているから
3つ目の継続できない理由は逃げ道を作っているからなんです。
何か始めよう!と思ったときに、まず本を買ったりネットで調べたりしてすぐに行動していくことは本当に素晴らしいと思います。そして、僕自身も思い立ったらすぐに行動すべきだと思っています。
でも、何かやろうと決めたにも関わらず、逃げ道を作っていませんか?例えば、英語の勉強をしようと思ってTOEICの試験を申し込んだ。それで終わっていませんか?いつの試験までに何点取るということをあなた以外の誰が知っていますか?つまり、周囲の人に公言していないといつでもやめられちゃうんですよね。
自分の目標を誰かと共有して、他の人も知っている状態になっていますか?努力が続けられない原因は、自分だけの世界でいつでも後に引ける状態になっているからなんです。
2.努力を継続するための3つのコツ
努力ができない理由を見てきただけで解決策を提示しないのは反則なので、僕自身の経験を踏まえて3つのコツをお話ししていこうと思います。
- 1日の始まりにする
- 仲間を作る
- 量とスピードのバランスをとる
1日の始まりにする
努力を継続するための1つ目のコツは、1日の始まりをその継続したいことから始めることです。
その理由は、1日の時間で誰かに邪魔される確率が最も低いからです。仕事が終わってからやろう!と思っていても、残業で帰るのが遅くなった、先輩から食事に誘われた、久しぶりに友人から飲みに誘われたとか、いろいろと自分の時間を削ってくるものに出会ってしまいます。
そこで、誰にも邪魔されない朝の時間が有効になってくるんですね。僕は、1日の始まりは読書からと決めていた時期では、毎朝30分~1時間早く家を出て、近くのカフェで勉強していました。僕の場合は、会社のあるビルの地下にスタバがあったので、そこで勉強していました。
出社時刻が9時半だったので、8時から8時半の間にスタバに行き、仕事に必要な本を読んで勉強していました。この結果、仕事に関する知識を毎日アップデートできましたし、月に5、6冊の本を読むことができました。年間にすると、60冊も読むことができるような状態です。
朝の時間はとても有効なので、通勤時間でも良いですし、朝起きてすぐの家にいる時間でも良いので、まずは1日の始まりに自分のしたいこと、すべきことから始めることが、継続するためにはとても大切です。
仲間を作る
努力を継続するための2つ目のコツは、一緒に継続する仲間を作ることです。その理由は、モチベーションを維持することがとても楽になるからです。
僕の体験をお話ししておきます。僕は海外の大学院に進学するために英語の勉強をしよう!と思い立ちました。そこで、ある勉強会に所属することになりました。
そこでは、ライングループがあり毎日毎日お互いに今日どんな勉強をするのか、今日何時間勉強したのかとか、将来の目標なんかを共有していました。そうすることで、自分一人じゃないんだ!とか、あの人が頑張ってるから頑張ろう!みたいに思えます。
さらに、目標を公言していますし、今日何をする!とみんなに伝えているので、やらざるを得ない環境に身を置いていることになります。
すると、やっぱり言ったことをやらないと恥ずかしい、かっこ悪いな、と思うので、公言しておくと自分に負けそうな時のストッパーになってくれます。
だから、一緒に勉強する仲間を作ることで、努力が継続できるはずです。
今の時代では、フェイスブックでもコミュニティをすぐに見つけることができますし、ツイッターでつぶやけばきっと誰かが見ているので公言することも簡単です。
ぜひ英語仲間、読書仲間、簿記仲間などなどいろんな仲間を作って、継続できる環境を作ってみてほしいと思います。
量とスピードのバランスをとる
努力を継続するための3つ目のコツは、量とスピードのバランスをとることです。
努力って「辛いことを無理して頑張る」みたいなイメージありませんか?でもこれって間違っていて、継続できる量を毎日こなす方が絶対に精神的にも良いですし、結果的に継続できるので成長もします。
例えば、毎日の睡眠時間を削って、4時間を1ヶ月頑張ったとすると120時間ですよね。でも、それ以降は続けられなかった場合はこれで終わりです。
一方で、毎日朝の30分だけを1年間続けるとどうなるでしょうか。だいたい1ヶ月で15時間、1年で180時間になりますよね。圧倒的に継続した方が、勉強量は多くなることがわかります。
だから、大切なことはどんなに少ない時間でも続けることです。
そのために、無理のない努力量で続けることがポイントになります。
3ヶ月でTOEIC900点取りたいとなると、ものすごい量を短期間でこなさないといけませんが、そもそもその目標がリーズナブルで実行できるのか?というのかということを考えないといけません。
無理してその期間で達成する必要がない場合は、継続できる目標設定をした方が良いと思います。
もちろん、量とスピードのバランスになるので、1日に投資できる時間の量が減れば、目標達成までの期間が長くなるということも理解しておいてほしいと思います。
まずは、朝の30分からでも始めてほしいと思います。そこで慣れてきたら、朝の30分と寝る前の30分、朝とお昼やすみと夜に30分などと、隙間時間を見つけると、おもっているより時間が取れるのでオススメですよ!
3.まとめ
記事で解説してきたことを最後にまとめておきます。
・努力が継続できない理由
・必要なことではないから
・目標が具体的ではないから
・逃げ道を作っているから
・成長に必要な振り返りの方法
・1日の始まりにする
・仲間を作る
・量とスピードのバランスをとる