どうやったら成長するのかなぁと悩んでいる方へ
この記事を読んでいるあなたな、こんなこと考えたことあるんじゃないでしょうか?
「仕事を通して成長するにはどうしたら良いんだろう・・・」
「上司の真似をするだけで本当に良いのかなぁ・・・」
「なかなか成長できなくて周りに迷惑かけてしまう・・・」
こういった疑問に答えていきます。
仕事で成長する方法として、振り返りが大切な理由は、行動を変える必要があるからです。
そして、具体的に振り返りを行う方法としては、「メモはノートに取らない、言われたことはあてにするな、振り返りの気づきは忘れることを前提にする」ことです。
この記事では詳しく解説していきますね。
記事を書いている僕は経営コンサルタントとして、キビシイと言われる環境の中で毎日働いています。
その中で、どうやったらもっと早く成長して仕事ができるようになるのかなぁ・・・と、いろいろ試行錯誤してきました。
その経験から、やっぱり、振り返りが大切だなと思ったのでその方法をお伝えしますね。
1.仕事で成長するためには振り返りが大切です
振り返りが大切な理由
仕事で成長するために振り返りがたいせつな理由は、成長するためには行動を変えていくことが必要になるからです。
ここでは、「成長する=昨日より仕事がうまく進む、同じ失敗をしない」として考えていきますね。
この意味で成長するためには失敗したことやうまくいかなかったことを繰り返さない、うまくいったことを何度も繰り返していつでもできるようにすることが必要になるんですよね。
つまり、行動を変えていくことが、かかせないんです。行動を変えていくには
- 失敗したことからなんで失敗したんだろう・・・・と、原因に気づき、
- 次にどうしたら良いんだろう・・・・と、対策を考えて
- 実際にアクションに落とし込んで、習慣を変えていく
うまくいった時も同じです。
- 前回よりうまくいったのは、なんでだろう・・・と、要因に気づき
- 次もうまくいくにはどうしたら良いんだろう・・・と、対策を考え
- 行動を習慣にして、何度やってもうまくいくようにする
こうして、しっかり振り返りを繰り返して、毎日の行動につなげていくことができれば、できなかったことができるようになる、うまくいったことが何度やってもできるようになることで、成長できるんですね。
参考:行動や考え方が変わるプロセスの紹介
人の行動や考え方を変えるためには、必ず踏まないといけないステップがあるとよく言われています。それは、まず行動を変える、行動を変えることで、考え方やマインドセットが変わると言われています。もう少し具体的に解説しますね。(下のステップ参照)
行動を変えるためのステップ
Step1:問題認識をする(確かに、何かしないとまずいなぁ、でも・・・)
↓
Step2:行動・アクションを変える(やりたくないな、上司が言うならやるしかないな・・)
↓
Step3:結果が出る(え、結果出た!やっぱり良いやり方だったのかも)
↓
Step4:さらにアクションを変える(もっとよくなるのかもしれない)
↓
Step5:結果が出る(やっぱり!どんどん新しいやり方取り入れて行こう)
Step 1
Step1では、問題が起きた時とかうまくいかないときって、ついつい人のせいにしたり、環境のせいにしたりしちゃうんですよね。上司の指示が悪かった、お客さんとの相性が悪かったとか、環境を理由に問題とは認識していながらも、「確かに、なんとかしないといけないなぁ、でも・・・・」と、つい言い訳をしたくなるものです。
しかし、成長するためにはここでしっかり振り返りをして、
- 自分で何かできることはなかったかなぁ・・・
- 実はあんな風に準備しとけばうまくいったかもしれないなぁ・・・
と自分がうまくいってないことを振り返ることがとても大切です。
ついつい人のせいにしたくなる気持ちもわかりますが、ムカついた後に冷静に自分を見つめられるとすごくかっこいいことなので、ぜひやってみてほしいです。
Step 2 – 3
Step2とSte3が、1つ目のの山場です。今まで正しいと思っていたやり方を変えるのがこのStep2になります。
だから、多くの人が、最初は変えたけど後から今まで通りのやり方に戻っちゃった・・・という経験があるかもしれませんね。
それほど、このStep2-3の行動を変え、結果を出すことは大変です。
でも少し我慢して、結果が出るまで行動を続けてみてください。
最初は、上司から言われたからやってみる、本で読んだからやってみるでも良いので、そのやり方を継続してみてください。きっと良い結果が出ます。
このやり続けて結果が出ることを体験できるかどうかがポイントです。体験できるまでやり続けられればきっとあなたはこんなふうに思うはずです。
- 「あのとき変えたからうまくいったんだ」
- 「案外新しいやり方もええやん」
こう思ってしまえば、もうあなたは成長のサイクルに入ったも同然なんです。
Step 4 – 5
この体験を一度すると、Step4、Step5と進んでいきます。どんどん成果や結果が出てくるので、この頃には行動を変えていくことに抵抗もなくなってきます。むしろ変えていくことの方が成長につながることが見えてきます。すると、うまくいかないことがあっても、振り返りをして気づきを得て、また取り組もうと前向きに仕事をすることができるんです。
実際の私が経験したプロジェクトでも、最初は否定的だったクライアントの営業マンの方達も、実際に売上が上がったり効果が出てきたことで、新しいやり方を進んで取り組んでいただきました。
さらにおもしろいことに、自分達からもっと改善できる!といった前向きな発言が出るほどまでに変わってきたのを見てきました。本当に、行動を変えて結果が出ると変化が加速していくので、皆さんが成長していくためにも、振り返りから行動を変えてみてくださいね。
仕事の進め方についても別の記事でまとめているので、ご興味があれば見てみてくださいね。
≫参考:仕事できる人が意識している3つのこと
2.仕事で成長するための具体的な方法
ここからは、具体的にどのように振り返り、行動に生かしていくのか、その方法を解説していきますね。方法は大きく3つありますの、みていきましょう。
- メモはノートにとらない
- 言われたことはあてにするな
- 気づきは忘れることを前提にする
方法1:メモはノートに取らない
なんだかほんと?という感じがしますよね。メモはノートに取らないなんて・・・
ここで本当にお伝えしたいことは、メモ帳を使っても良いですが、指摘を受けたタイミングですぐに手元にあるものでメモを取ることです!
例えば、会議の資料や上司のチェックのタイミングで手に持っている紙や、投影しているパワーポイント上に書く方が良いです。
もちろん、メモ帳が手元にある場合はそれで問題ないですよ!
指摘や何かコメントをもらった時に、自分のノートやメモ帳をわざわざ広げていては遅くなってしまします。
手元にあるものですぐにメモを取って、それからあとでまとめれば十分なんですよね。せっかくの学びのポイントを逃してはいけません。
うまくいかなかった時に注意されることって、すごい勢いで話されませんか?ここが悪かったとか、ここをもう少しこうした方が良いとか。
それを言われた瞬間に文字に起こしておくことが、とても大切なんです。一語一句書き留める勢いでメモしてください!
おすすめ:みんなやってる。できる社会人のメモの取り方【部下や同僚に教えてあげてほしい】
方法2:言われたことはあてにするな
先ほど言われたことを一語一句とる勢いでメモされた、走り書きがあると思います。
これを仕事が終わったタイミングや、お昼休憩から帰ってきた後の30分、などを使って学びに変えていきましょう。
ここでは、言われたことをそのまま、学びにしてはいけません。言われたことの裏にある意図や、もっと根本的なところをしっかり気づいて、自分の学びにしないといけません。
例えば、
「今回の資料で言いたいこと伝わらないよ。製品別の売上は、折れ線じゃなくて積み上げ棒グラフじゃないとわかりにくいでしょ〜。売上の全体感も知りたいし。」
と、上司からダメ出しを受けたとしましょう。ここからの学びはなんでしょうか?
・・・製品別売上の時は積み上げ棒グラフをつかう・・・・ことでしょうか?
確かにそれも大切な学びの一つですが、振り返りを成長に最大限活かすには、スライドでの言いたいこと(キーメッセージ)と、ボディの内容は一致させることが学びになりますよね。
少し学びのレベルが一段上がっているのがわかると思います。抽象的になっているとも言えますね。
このように、気づいたことを文字通りではなくて、抽象度を高くして理解すると、他の仕事にでもいきますし、1言われた時に1ではなくて、2も3もできるようになるんです。
だから、言われたことをあてにするんではなくて、しっかり自分で噛み砕いて、何がたいせつな指摘だったんだろう、と言われたことや失敗したことから学びを得てほしいなと思います。
おすすめ:【必読】できる社会人やコンサルタントになりたい方へ【おすすめ本】
方法3:気づきは忘れることを前提にする
いろんな人からアドバイスや指摘、自分が失敗したなぁと思うこと反省してメモを取っていると、いろんな学びがたまってきますよね。
でもこれって、絶対忘れます。はい。絶対。僕も覚えてられません。
なので、気づきや学びは忘れることを前提にした時にどうしたらよいか、ということなんですけど、それは王道のやり方ですけど、何度も見直すしかないんですよね。
僕がやっていた方法をいくつかご紹介しておきますね。
- 移動時間に学びだけをまとめたノートを見返す(通勤電車、タクシーでクライアント先に行く時間、など)
- パソコンに付箋で貼っておく
- 会社のメールを自分宛で送って、毎朝メールで確認する
こんなことしてましたね。特に個人的には、3つ目のメールが効果ありました。
1日の終わりに、次の日の朝の自分に向かってメールを送ってました。
資料づくりとかで意識するポイントとか、次はこうしよう!と思うことなどを書いておくっていました。
すると、朝会社に来た時にそのメールを開くので、1日意識して働くようになるんですよね。それを1週間くらい続けていれば、意識していなくても自然と身につくようになってくるのでとてもオススメです。
忘れることを前提にして、生活の中の一部に気づきを見直すタイミングを入れるよう意識してみてくださいね。
3.まとめ
本記事で解説してきたことを最後にまとめておきます。
・なぜ振り返りがたいせつなのか
1.成長するためには、行動を変えていくとが欠かせないから
2.行動を変えるためには、日々の失敗や成功から学びを得て、実践していくしかないから
・成長に必要な振り返りの方法
1.メモはノートに取らず、手元にあるものにひたすら書く
2.言われたことはあてにするな、抽象化して学びを深める
3.気づきは忘れることを前提にして、なんども振り返る仕組みを作ろう