転職したい、出世したいという方へ
この記事を読んでいるあなたはこんなこと考えたことありませんか?
転職したら環境も変わるし出世できるかな?
出世するために転職したいんだけどうまくいくのかな?
この記事ではこういった疑問に答えます。
記事を書いている僕は、新卒でコンサルタントに入りました。コンサルティングファームって、ほとんどの人が中途採用と言っていいくらい流動性が高いんです。そんな中で駆け上がっていく人、くすぶっている人を見て自分なりに思うことを解説します。
というわけで、今回は、「転職しても出世できない人【本当の理由教えます】」について解説します。
1.転職しても出世できない理由
まずは、転職しても出世できない理由について、考えてみたいと思います。転職しても出世できない理由は、大きく3つあると考えています。
- 他責思考に陥っている
- 過去の成功体験へすがること
- 新しい文化への対応ができない
理由1:他責思考に陥っている
転職しても出世できない理由の1つ目は、他責思考に陥っていることだと考えています。他責思考とは何か?というと、「問題の原因や責任を、他の人や環境のせいにすること」です。
他責思考な人は、おそらく今いる会社でも、こんなことを思っているんじゃないでしょうか。
- 一生懸命仕事をしているのに、上司が評価してくれない
- 自分の仕事は、他の人の手柄になっている
- この会社の評価制度がダメだから昇進できないんだ
これって全て他責思考から出てくる発言なんですよね。
考えの前提に、「自分はちゃんと仕事している」、「自分は頑張っている」にも関わらず、「周りが悪いから自分が評価されていない」、という発想になっています。
僕の働いているコンサルティングファームにも、こういう人はたくさんいました。
長時間労働しているのに、評価が全然上がらず、昇進する気配がない、と話している先輩を見たことがあります。僕はその時に、いやいや・・・と思いましたが、ついつい言いたくなるんだろうなぁと聞いていました。
こんな風に、他責思考になると、自分の成長が止まってしまいますし、周囲にも愚痴を言いがちな傾向にあると思います。
でも、このマインドのまま転職したとしても、転職先で同じことを繰り返すだけです。
他責思考である人は転職先に行っても、また自分が評価されない時に、
- 会社が良くない
- 前の会社の方がましだった
- あの人と合わない
という考えに至ってしまうので、結局前の会社と同じ結果になってしまいます。
そうして、転々と会社を移り何もスキルや実績がつかないまま会社を変わるので、うまくキャリアアップできないという負のサイクルに入ってしまいます。
まずは、他責思考になってないか自分を客観的に見てほしいと思います。
理由2:過去の成功体験へすがること
転職しても出世できない理由の2つ目は、過去の成功体験にすがることです。
過去の成功体験にすがるとは、どういうことかというと
- 前の会社ではこれが正しかった
- あの時はこの考え方が評価された
といったように、過去のうまく行った経験をベースに考え、行動してしまうことです。
確かに、過去の成功体験から学んで汎用性を高めることが大切です。
しかし、会社が変わったり、上司が変わったりするとその前提は崩れやすくなります。特に転職した方は「前の会社では正しかった」という理由でうまく評価されないことが多いです。
僕の働くコンサルティングファームでも、前の会社でうまく行ったやり方にすがって、なかなか成長できない人がいました。コンサルティングファームは特に、事業会社とは全然違う働き方をしています。
だから、前の会社のやり方をなかなか変えられない方は全く評価されていないことが多いです。
おそらく、他の会社に入ってもその業界や会社特有のお作法があるはずです。
まずは、その業界特有のお作用などをしっかり学んだ上で、自分の過去の経験とミックスしていくことが、1番うまくいく方法だと思います。
過去の成功体験は、結局過去のものなので、現状にフィットするかはわかりません。
過去の成功体験ではなく、その時その時でベストな判断や仕事をすることを意識しなければ、たとえ転職したとしても、全く評価されず出世することは難しいと思います。
理由3:新しい文化への対応ができない
転職しても出世できない理由の3つ目は、転職した先の会社の新しい文化への対応ができないことだと思います。
会社によって企業の文化や風土は全く異なります。企業の強みが、文化や風土になることを考えると当然ですよね。
ある会社では、とても自由な雰囲気で仕事をしっかりしていれば、どこにいても何時に出社しても良いと言う会社もあれば、毎日朝早く出社し、規律正しく働く企業もあると思います。
どういった企業文化の会社が出世しやすいか、と言う話ではなくて、新しい文化に柔軟に対応できるようにしておかないと、転職しても出世は難しいと思います。
コンサルティングファームの例で説明すると、普通の会社と大きく違う点の1つに、仕事の時間軸が圧倒的に短いこと(仕事のスピードが早いこと)です。
事業会社から転職されて来た方から聞いた話ですが、普通の会社では、一つの仕事を振られた時に、数日後や1週間後に確認という時間軸だと思います。
しかし、コンサルティングファームでは、朝に振られた仕事はその日のうちに終わらしたり、普通の会社で1〜2週間かけるようなことを、3日で終わらせたりします。
だから、このスピードに慣れないことで、仕事が遅い、主体性がないと見られたりすることもあります。
コンサルティングファームの場合は仕事のスピードでしたが、他の会社では別の何かが重要になるはずです。専門知識かもしれませんし、報連相かもしれませんし、それはわかりません。
しかし、文化や風土は間違いなく会社によっても異なるので、前職の文化から、新しい会社の文化に馴染むことができなければ、間違いなく出世は難しいでしょう。
2.転職をする前にすべき3つのこと
転職先で出世して、さらにキャリアを積むために、まずは転職する前に、今いる会社で次のような働き方を身につけておくことをお勧めします。
- 主体的に仕事をするというマインドセットを身につける
- 人のせいにしない、自責思考で考える
- 新しいことにチャレンジしてみる
主体的に仕事をするというマインドセットを身につける
まずは、主体的に仕事をしてみてください。特に、今いる会社が合わないといったようなネガティブな発想で転職をしようと考えている人は、ここから始めてほしいと思います。
この発想をするメリットは、主体的に仕事をすることで、目の前の仕事が自分ごとになるので、仕事の質が上がっていくことです。
例えば、何か調査をするときに、上司に言われたことをただやって、報告するというのはとても受け身です。すると、上司から言われたことしかできないし、それもうまくできていないと言われるかもしれません。
でも、主体的に仕事に取り組むと、自分が上司の立場だったらこの情報も欲しいだろうなとか、この情報を得た後に何か判断したいんだろうなと気づいて、自分ならこうします、と上司に発言してみよう、というように、さらに仕事の質を高めるようになります。
この考え方はどの会社に行っても、できる人というイメージにつながるので、必ず身につけるべきマインドセットだと思います。
人のせいにしない、自責思考で考える
転職する前にすべきことの2つ目は、自責思考で考えるようにすることです。この記事の前半でもお伝えしましたが、他責思考では何事もうまくいきません。
自責思考で、しっかり問題やトラブルの原因を自分の行動の中に見つけて改善していく姿勢を身につけるべきだと思います。
自責思考に変わることで、周囲の人への関わり方も変わりますし、自分の成長も加速させるので、今いる会社でも出世したり評価されたりするようになるでしょう。
やっぱり、「人生は選択である」という言葉があるように、何か起こった原因は自分がどこかで判断をした結果で起きているという発想が大切です。
問題が起きたときに、確かにあの人がこうしてくれなかった、たまたまこのタイミングで上司の考えが変わったとか、いろいろ思うことがあります。
でもそんな中でも、「自分がもう少し準備しておいたら」と、自責で考えられると、間違いなく成長につながりますし、その誠実さも周囲に伝わることは間違いないです。
結果的に、社内でも仕事がしやすくなりますし、評価も得られると思います。まずは、自分を変えてから転職先で大活躍する準備を整えて欲しいと思います。
新しいことにチャレンジしてみる
転職する前にすべきことの3つ目は、新しいことにチャレンジすることです。
新しいことにチャレンジする最大の目的は、自分ができないことを減らすことです。
チャレンジすることってとてもストレスが溜まりますし、不安ですよね。でも新しいことにチャレンジすることで、どんどんスキルアップもできます。
さらに、チャレンジするということは、自分から新しいことに手を挙げて取り組むので、自然と、主体的に仕事をする環境に身を置くことができます。
結果的に、主体性も身につきますし、その仕事をよりよくしようとPDCAを回すようになるので、自責思考も身につきます。
そして、そのチャレンジが成功すると、転職するときに自分の実績としても使えるので、良いことしかないんですよね。
だから、新しいことにチャレンジして成功させてから転職することをお勧めします。
コンサルへの転職を検討されている方はこちらの記事も参考になると思います。
4.まとめ
記事で解説してきたことを最後にまとめておきます。
・転職しても出世できない理由
1.他責思考に陥っている
2.過去の成功体験へすがること
3.新しい文化への対応ができない
・できる社会人のメモの取り方
1.主体的に仕事をするというマインドセットを身につける
2.人のせいにしない、自責思考で考える
3.新しいことにチャレンジしてみる