勉強をしたくない、自由に過ごしたい社会人の方へ
この記事を読んでいる皆さんは、次のような悩みや疑問を持ったことがありませんか?
勉強はしたくないけど年収をあげたい・・・無理かな?
勉強したところで意味があるの?
この記事ではこういった疑問に答えていきます。
記事を書いている僕は、社会人になる前から大学院留学に向けて毎日勉強したり、社会人になってからもコンサルティングファームに入社し戦略コンサルタントとして、毎日成長するために勉強をしてきました。
その経験をもとに、「勉強をしたくない社会人に待っている未来」について解説していきたいと思います。
※記事の前に伝えておきますが、個人的な見解です。
1. 勉強したくない社会人に待っている未来
社会人は勉強しろ、自己投資をしろ、本を読めといったことは、色々な場面で言われますよね?
でも、なぜそれほどまでに勉強しろと言われるのでしょうか。
僕なりに考えた理由は、大きく次のような未来が待っているからだとお思っています。
- 年収が上がらない、最悪の場合年収が下がる
- 人生の選択肢の幅が小さくなる
- 子供の将来を豊かにできない
年収が上がらない、最悪の場合年収が下がる
勉強したくない社会人に起きる未来の1つ目は、「年収が上がらず、最悪の場合下がる」という未来です。
これがなぜかというと、勉強をしてスキルアップをしたり、個人で稼げるようにならないと、収入は間違いなく下がっていく時代に突入しているからです。
その理由は、デジタル技術の発展と信用経済の拡大が最大の理由です。
デジタル技術の発展
今のビジネスの環境は、みなさんもすでに知っている通りデジタル技術がものすごい勢いで発展してきていますよね。
AI技術の発展、ブロックチェーンの発展、API経済の拡大など、多くの生活がデジタル技術によって便利になり、人がする必要のない仕事をどんどん代替しています。
10年後の仕事図鑑でも述べられているように「定型的」であり、「管理すること」、「特殊な能力がいらない」仕事はなくなると言われています。
今の社会人は会社が大きくなるについて、大企業の管理職になり部下の仕事を管理することが重視されます。
しかし、こうした「管理をする」仕事が機械に代替されたり、もしくはAIによって今まで管理が必要であった仕事の正確性が向上して、管理することがあまり意味をなさないということになっていくはずです。
そうすると、社会人であるみなさんには、クリエティブな考えを生み出すこと、意思決定をしリーダーシップを発揮することがこれまで以上に求められてきます。
ここで大事なことをお伝えしますが、こうしたクリエイティブな考えを生み出す力や、リーダーシップは大企業でなただ働いているだけでは身につく可能性が限りなく低いです。
なぜかというと、企業は大きくなるにつれて管理することに重きが置かれるので、「同じことをミスがなく全体を管理し、最も少ない労力で最大の効果を上げるための効率化すること」このスキルを長年にわたって鍛えられ、そうした人が昇進していくからです。
仮にあなたが、超エリート企業に勤めていてどんどん昇進をしていたとしても、いずれあなたの仕事の価値は減少していくでしょう。
そして、突然言われるのです。「管理職にはリーダーシップのある人材を抜擢する!過去に新規事業などを率いて大きくしてきた人材を登用する」と。
そうした時にあなたは手を挙げられますか?おそらく難しいと思います。
今のビジネスの環境が大きく変化し、デジタル技術によって多くの定型的な業務が代替され、人に求められる能力が変わっている中で、あなたが勉強をしていなければ、クリエイティブに考える力やリーダーシップの力を持っていないからです。
あなたば勉強をして力をつけ、社内でチャレンジしたり、ベンチャーでチャレンジしてこなかったことで、確実にキャリアを登ることは難しくなっていくでしょう。
そうして、年収は停滞、もしくは企業から必要とされなくなれば年収は間違いなく下がっていくことになるでしょう。
自分は大丈夫、まだ若いから関係ないと思っていませんか?デジタル技術によって会社が大きく変わるのはすでに始まっている事実です。そこで、勉強したくないと言っていることは、武器もなく戦いに行く野と同じなんです。
信用経済の拡大
そしてもう一つの変化が、信用経済の拡大が急速に進んでいることで、あなたの社会人としての能力が、個人に代替される未来がすぐそこまできています。
そうすると、”デジタル技術の発展”のパートで説明してきたように、「あなたの価値は何か?」ということが問われてきます。そこで、価値を発揮できない場合、年収が下がることは避けられないでしょう。
もう少し具体的に説明しますね。
信用経済が拡大していくということは、個人で付加価値の高い仕事をする人がフリーランスで活躍したり、副業という形で力を発揮してくるわけです。
そうすると、各企業はそうした個人と社内の精鋭メンバーを使って、あらゆることをプロジェクトにして進めていくことでしょう。
例えば、AI技術を使って工場を効率化したいと思えば、個人でしっかり勉強をしてAIのプログラミング技術が高い人材を数ヶ月だけ契約して活用する。
他にも、デジタルマーケティングのでもマーケティング部門のデジタル担当ではなく、個人のメディアで発信し月80万PVを持っているブロガー、チャンネル登録100万人のYouTuberなどを活用することになるかもしれません。
これは全て個人が活躍できる、信用経済が拡大した未来です。つまり、勉強をしてスキルを身につけた人が活躍する時代になっているということです。
そうなった時に、あなたに求められることは、先ほども述べましたが「あなた独自の価値は何か?」ということです。ここに対して、自信を持って答えられなければ、厳しいビジネス環境の中では淘汰されていくことになるかもしれません。
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人生の選択肢の幅が小さくなる
勉強したくない社会人に起きる未来の2つ目は、「人生の選択肢の幅が小さくなる」という未来です。
なぜかというと、勉強をしないのでスキルが変わらない、会社の仕事の経験の範囲でしかできない、という状態になってしまうので、キャリアを切り開いていくことができません。
例えば、英語ができるとどれくらい選択肢が広がるのでしょうか。
- 日経企業→外資系企業へ転職→年収アップ
- メーカーの営業職として海外を飛び回る→実績がつく→転職や企業でさらに活躍
- 海外に移住して働く
こんなことが余裕でできるようになりますよね。一方で英語ができないと
- 同じ仕事をやり続ける
- 転職しようにも外資系企業は選択肢が外れる
- 知人や友人の世界が広がらない
- 情報を取るのが国内の身の情報で、海外の最新事例などを仕事に行かせない
こんな風になることが当然想像できますよね。
今回は割とわかりやすいので英語を例にしましたが、他にもいろんなスキルがありますよね。
いろんなスキルがある中でも、僕が一番大事だと思う力は、頭の使い方です。
先ほど、年収が下がるという話をした時にも述べましたが、「クリエイティブに考える力とリーダーシップが必要」ということをお伝えしたと思います。
ここで必要になるのが頭の使い方なんですよね。自分で問題を設定して、課題を特定して、仮説を立てて実行してみること、これが自分でできるかどうかが、クリエイティブに考え、リーダーシップを発揮できるかどうかに大きく関わっているからです。
勉強して考える力を鍛えていないと、先ほどのお伝えしたように年収が下がるだけでなく、自分のキャリアの選択肢がどんどん狭くなっていくでしょう。
具体的には、転職もできないし、誰もができる仕事を低賃金でやるしかない状態がくるかもしれません。
このブログを読んでいるあなたには、頭の使い方を身につけて選択肢を広げてほしいと思います。
子供の将来を豊かにできない
勉強したくない社会人に起きる未来の3つ目は、「子供の将来を豊かにできない」という未来です。
なぜかというと、金銭的余裕がなくなるだけでなく、色々な知見や知恵を伝えることができないからです。
勉強して頭の使い方を鍛えないと年収が下がることはこれまでにお伝えした通りです。
もう1つは、自分が勉強していないと子供に対していろんなことを教えたり、悩みの相談に乗ったりできないですし、かっこいい親になることができないんじゃないかと僕は思っています。
子供の時はあまりわかりませんが、大学、社会人と過ごいく中で、親から教えられたことを思い出すことって結構あると思うんです。
友達関係で悩んだり、社会人としての就職先を決める時や人間関係で悩んだ時、様々なタイミングで「そういえばあの時お父さんはあんなこと言ってたな?」とか、「お母さんも同じような悩みがあったと言ってたかも。相談してみよう」と思うことがあるんだと思います。
そんな時に自分がいろんなことを経験したり、勉強してスキルや考え方を身につけていないとどうなるでしょうか?
きっと子供が悩んでいる時は壁にぶち当たった時に、深みのある意見を伝えたり、子供たちが悩んでいる時に手を差し伸べる力が弱くなってしまうと思うんです。
自分の子供たちを助けたい、活躍してほしい、楽しい人生を送ってほしいと思うのが普通だと思います。
そのためにも、自分を磨いておくことがきっと大切なんだと思います。
2. 勉強したくない社会人が真っ先にすべきこと
勉強をしたくない社会人の皆さんは、おそらく時間がないとか、つまらないとかそうした理由から勉強をしたくないんだと思います。もしくは、勉強そのものを「教科書を開いてノートを取り暗記すること」そんな風に思っているんじゃないでしょうか。
確かに間違ってはないですが、勉強したくない社会人が真っ先にすべきこと、「本を読むことです」。具体的には、
- 本を読む
- 本で読んだことを1つだけ仕事で試してみる
たったこれだけです。無理に暗記しようとしなくても良いですし、興味のある本を読んでみてください。
本を読む
まずは月に1冊で良いので本を読んでみましょう。それができたら、次に月に2冊、3冊と読む量を増やしてみてください。
本を読むことで、今世の中でで何がおきているのか、社会人として必要なスキルは何か、などいろんな情報が入ってきますよね。
そうした情報をまず知ることから始まります。今世の中で何がおきているのか、何が流行っているのか、どんな力が必要なのか、こうしたことを知って初めて、自分はどんな力をつけないといけないのか、ということが分かるんです。
だからまずは、本屋さんにいって、ビジネス書を手に取ってみてください。そうすれば、偉大な1歩を踏み出したことになります。
おすすめ本については、下記の記事で定期的に更新されていくので定期的にチェックされておくと良いと思います。
いまはまだ少ないですが、今後100冊程度には増えると思いますので。
【必読】できる社会人やコンサルタントになりたい方へ【おすすめ本】
本で読んだことを1つだけ仕事で試してみる
そして、せっかく本を読んでいろんなことが書いてあるので1つでも実行してみてください。
例えば、
- メールはすぐに返信しよう
- 目的とゴールから考えて仕事をしよう
- PDCAをまわそう
- ・・・
こうした内容を1つでも良いので自分の仕事に取り入れてみてください。
そうすると、今までよりうまくいくことが増えたり、逆にうまくいかないことがあるかもしれません。
うまくいかないことは修正して、うまく言ったことはぜひ継続してみてください。
そうすると、本を読む→仕事に取り入れる→チェック→修正して継続→また本を読む、というサイクルが回りはじめるのでどんどんスキルが身についていくのがわかるはずです。
4. まとめ
記事で解説してきたことを最後にまとめておきます。
・勉強したくない社会人に待っている未来
・年収が上がらない、最悪の場合年収が下がる
・人生の選択肢の幅が小さくなる
・子供の将来を豊かにできない
・ 勉強したくない社会人がすべきたった1つのこと
・本を読むこと