Aさん
この記事ではこういった疑問にお答えしていきます。
本記事の内容
- コンサルの面接失敗パターン
- 面接に失敗しないためにすべきこと
- まずは正しい思考プロセスを身につけよう
コンサルタントとして働いている私ですが、コンサルファームへの転職もしていますし、現役コンサルタントですので、お役に立てるかと思い記事を書いています。
それでは、僕が思うことも含めてぶっちゃけてお伝えして行こうかと思います。
1.コンサルの面接失敗パターン
結論から言うと、コンサルの面接失敗パターンはかなり基本的なことで落ちている人がほとんどなんです。ぶっちゃけると準備不足がほとんどの原因です。
コンサルタントの面接ケース面接という形で実施されます。
ケース面接は「新幹線の車内販売コーヒの売上を上げるには?」というものや、フェルミ推定といって「日本に走っているタクシーの数は?」という問題が出されます。
こうした問題を5分や10分といった短い時間で、自分なりの解答を導いて、面接官とディスカッションする面接です。
まずは、この面接で落ちる方がどういうパターンで落ちるのか見てみましょう。
コンサルの面接失敗パターン
面接で失敗する方の特徴を見ていくと、大きく3つくらいに別れます。
- 失敗パターン1:時間内に答えを出しきれない
- 失敗パターン2:聞かれたことに答えない
- 失敗パターン3:フレームワークの間違った使い方
失敗パターン1:時間内に答えを出しきれない
面接でフェルミ推定が出されるときには、時間内に答えを絶対に出し切ってください。
よく模擬面接などをしていると、「まだ終わってないのですが・・・」という方がいらっしゃいます。ただ、ぶっちゃけると実際の面接で時間がないからまだ算出できていませんというのはアウトです。
なぜかというと、コンサルタントの仕事はとても納期が短いので、あなたがデッドラインを守ることへの意識が低いということを伝えていることになるからです。
何がなんでも時間は守る。これは鉄則です。特に、フェルミ推定の面接では必ず答えを出し切ってください。
失敗パターン2:聞かれたことに答えない
2つ目は、「聞かれたことに答えていない」パターンです。これもアウトです。
面接官は現役のマネージャーであることが多いです。彼らは聞かれたことに端的に答える文化の中で生きています。なので、聞かれたことに答えていないと、違和感を持ち、あまり話を聞いてくれないなんてこともあるんです。
なので、聞かれたことには端的に答えましょう。
少し具体的にお伝えしておくと、「スポーツ用品店の売上を上げるには?」という問題が出たときに、「まず前提として・・」と説明したらアウトです。聞かれていることに答えていないですよね。
この場合は、「スポーツ用品店の売上を上げるには、3つの打ち手があります。1つ目は、・・・」と説明した後で、「なぜこのような打ち手となったっかご説明します」と話すと良いです。
これが完全な正解ではないですが、参考にしてみてください。
失敗パターン3:フレームワークの間違った使い方
次によくあるのがフレームワークの間違った使い方です。特に新卒でコンサルティングファームを受ける方に多い失敗です。
そしてみんなが大好きなのがAIDMAのフレームワークです。(わからない方は調べてみてくださいね)
そもそもフレームワークは、情報を整理するための道具です。フレームワークを使う=考えるではない点に注意です。
よくある失敗パターンは、認知・調べる・購入みたいな形で整理して、「認知に課題があるので広告を打って・・・」というパターン。このパターンは間違いなく通過しませんのでご注意ください。
社長の立場になると、「広告なんて打ってるし、認知を取るための打ち手なんて既に打っている」のが本音だと思いませんか?なのに、自信満々に広告打ちましょうと言われても・・・wという感じになります。
繰り返しになりますがフレームワークは考えや情報を整理するための道具です。
結局は、準備次第です
どれほどみなさんが良い大学に行っていようと、素晴らしい企業で働いていようと、準備不足では落ちます。実際に、どんな優秀な方でもかなりの確率で失敗パターンにはまっていることが多いです。
ですので、転職の成功するしない、はどこまで準備できるかにかかっていますので、しっかり準備しましょう。
私の友人も、マッキンゼー に落ちてしましまいましたが、そこからもう特訓をしてBCGに内定したという方もいます。その友人と話してたときに「準備が足りなかったからマッキンゼー は戦えもしなかった」といっていました。
やはり準備が大切ですね。
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2.面接に失敗しないためにすべきこと
面接に失敗しないためにすべきことは準備ですとおつたえしましたが、具体的に何をすべきでしょうか。
それは、”ヘタクソなりにもコンサルタントと同じ習慣を身につけること”
コンサルタントは呼吸するようになぜ?と考える
コンサルタントの仕事は課題解決であるとういことはご存知かと思います。つまり、なぜこの問題が起きているのか?なぜあの企業は成功しているのか?ということをずっと考えています。
このなぜ?と考える癖が、面接突破に必要な論理的な考えにつながっていきますし、思考の深さにつながっていきます。
よく、なぜ?を5回繰り返しなさいと言われていますが、本当にその通りです。まずは身の回りのことに対してなぜ?と疑問を持ち自分なりに答えを作ってみましょう。
聞かれたことに答えることは呼吸をするように実践しよう
ぶっちゃけると、聞かれたことに答えることができるだけでもかなり高得点です。一般的に聞かれたことに答えることができていない人は多いです。
普段の会話でも常に聞かれたことに答えるように癖をつけていきましょう。友達と話すときや家族と話す時もです。
「今日晩ご飯何食べたい?」と話しかけたときに、「昨日は魚食べたよね」という答えが帰ってくれば”イラッ”とするくらい、くせにしてください。(もちろん、いらっとしたことは相手には見せないでくださいねw)
このように常に意識していると、聞かれたことに答えないと気持ち悪くなってくるのでこの感覚が身につけば、準備万端です。
いろんなパターンをしっかり準備しよう
コンサルファームで出るケース面接の問題例はネットで検索すれば出てきます。この問題を使って徹底的に練習しましょう。
一定程度慣れも必要になりますし、いきなり面食らうということを避けるためにもある程度いろいろな問題に触れておくのも大切です。
おすすめ:ケース問題100本ノック
理想的には、自分で解いて誰かにチェックしてもらうのが理想ですが、自分でチェックしても良いと思います。
そのときには、次のポイントをチェックしてみてください。
- あなたの意見をサポートする理由がありますか?
- 考えに抜け漏れはないですか?
- あなたの意見を社長が聞いたときに、質問されることはありますか?社長は納得しますか?
公開されているのに何故みんな受からないの?
この理由は、ケース面接に正解がないからです。ネット上の回答を面接で回答できれば受かるか?というと、半分Yesで半分Noです。
なぜなら、面接では回答の正しさではなく、思考のプロセス・深さ・論理性がみられているからです。
だから、コンサルの面接を受ける場合は、正しい思考プロセスを身につけることが大切なんです。
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3.まずは正しい思考プロセスを身につけよう
まずは正しい思考プロセスを身につけることから初めてみてください。この方法を身につけるには本を読んでいても身につけられる人が少ないのが実態です。
まずは、知り合いにコンサルタント がいれば、その方にケース問題をといてみてもらってください。そして、どういう考えで解いていったか質問してください。
そこで、コンサルタントの問題解決のプロセス・頭の使い方を学び、正しい思考プロセスを理解した上でで量をこなしていく。こうすることでしっかり準備できます。
何ごとでもそうですが、まずは動いてみないと何も変わりません。
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