Aさん
この記事ではこういった疑問にお答えしていきます。
本記事の内容
- 外資コンサルの面接に落ちたらすべきこと
- 面接突破には練習あるのみ
- 今からやるべきこと
私は、新卒から経営コンサルタントとして働いており、転職もしております。その中で、当然全てのコンサルティングファームの面接に受かるわけではなく、落ちたりもしています。
その経験からどうやって立て直していくかについてお話しようと思います。
1.外資コンサルの面接に落ちたらすべきこと
結論から言うと、面接の振り返りと、先の面接日程を伸ばすこと。この2点が全てです。
コンサルティングファームの面接は特殊ですので、落ちた場合にはしっかりと立て直しが必要です。まずは面接日程をできるだけ後にずらし、しっかり対策時間を確保することが最優先です。
面接に落ちたらすべきこと3選
- ケース面接のインタビュー内容を書き起こす
- 面接官の視点で振り返る
- 現役コンサルタントなどからフィードバックをもらう
まずは振り返りが大事です
みなさんが面接を受けて、不合格の連絡をもらった時真っ先にすべきことは、面接のやりとりをお全て書き起こして分析することが必要です。
確かに面接で落ちた後は気が沈んで落ち込むかもしれません。ただ、現実は変わらないので、過去の失敗から学び次につなげることしかできません。
まずは、客観的に自分の受け答えがどうだったのかを振り返ることが大切です。
振り返りのポイント
振り返りも闇雲にしてはいけません。振り返りのポイントは3つです。
- 客観的にみて論理的な整合性はとれているか
- リアリティはあるか?
- コミュニケーションは正しく行えたか?
論理的整合性について
自分の回答、なんで?ほんとにそれだけ?という質問を投げかけてください。それが、説明されていればOKです。
リアリティはあるか?
リアリティがあるかをチェックするために、面接の時に、問いの持ち主を明らかにできていたかを確認してください。
例えば、「新幹線の車内コーヒー販売の売上を上げるには?」というケースが出た場合を例に解説します。
この時に、あなたがすべきことは、
- この問いの持ち主は誰だろう?
- JRの社長かな?いや、社長はコーヒー販売とか小さなことは考えないな
- だとすると、車内販売を担当している課長さん、田中課長かな?
- 田中課長の立場なら、スタバと提携するとか商品開発するとかはないな
- コーヒー欲しい人にいかに効率的に配るかみたい視点で考えないとな
という形で具体的に考えられていたかをチェックしてください。
面接でよくありがちなのは、この問いの持ち主が曖昧なので結果的に、「スタバと提携します」とか、「新商品を開発して購入する人を増やします」、「広告を打ちます」という結論になります。
でもこれって、ほんとに現実的ですかね?
広告はなんてすでに打つ必要もないですし、スタバと連携なんてそんな簡単にできることでもないですし。むしろ値段上がるし逆に購入する人減りますよね。
繰り返しですが、リアリティが欠けていると全く的外れな結論になってしまいます。
このような頭の使い方をしっかり意識して修正が必要です。
リアリティを学びたい方はこちら➡︎:ケース面接対策講座
コミュニケーションは正しく行えたか?
3つ目のコミュニケーションは、ケース面接に落ちてはとても大切です。
なぜなら、相手は現役のコンサルタントで、”プロフェッショナルのコミュニケーション”を当たり前にしている人だからです。
なので、あなたが面接のスクリプトを見て確認するポイントは
- 聞かれたことに答えられているか
- 構造を示しながらわかりやすく話ができているか
- 相手の質問・意見を否定した議論をしていないか
です。
この3つのポイントをしっかり確認して、話し方伝え方を整理してください。
どの項目も日頃から意識すれば修正できる内容ですので、必ず意識してください。
参考:上手く話すために、コンサルが使っているたった一つの方法
友達や奥さん、彼女と話している時に、「聞かれたことに答えてよ」と心の中で思えるくらいに意識してくださいね。(間違っても声にしてはいけませんが・・w)
話し方を学びたい方はこちら➡︎:ケース面接対策講座
よくある疑問:マッキンゼー やBCGに受かる人は他のコンサルに受かりますか?
答えは、Noです。
実際に面接を受けてどこのファームに受かるかは相性も一部あるのが事実です。
PwCに落ちたけど、マッキンゼー に受かる。マッキンゼー 落ちたけどBCGに受かるといったこともザラにあります。
なので、どこに受かるかは受けてみないとわかりません。ただ受かるための最低限の努力は必要ということです。
そのために、今日BCGに落ちたから諦めるのではなくて、すぐに行動対策をして、希望のコンサルティングファーム内定をつかみ取って欲しいと思います。
2.面接突破には練習あるのみ
面接突破には先ほどお伝えしてきた通り、しっかり振り返りをこない、正しい形を身につけた上で練習あるのみです。
フェルミ推定は試験勉強のように
ケース面接と同じでフェルミ推定もしっかり対策が必要です。
面接では必ずフェルミ推定は聞かれますが、これは受験勉強のように対策すれば誰でも突破することができます。
フェルミ推定は大丈夫かな?というスタンスではなく、絶対に完璧に受かるつもりで準備してください。ここで足元救われると、せっかく対策したケース面接に進めないなんてこともあります。
フェルミ推定勉強のポイント
フェルミ推定を勉強した際のチェックポイントもご紹介しておきますね。
- 時間内(10分)で回答まで辿り着けたか?
- 因数分解は正確か?
- 設定している数字は勘になっていないか?
この辺りをしっかりチェックしてください。
特に3つ目の勘になっている人が多いので、そこは注意です。フェルミ推定は「論理と一般常識で推計すること」なので、勘にならないように、注意してください。
このためには、自身の経験から推測することがとても大切です。なので、日頃からコンビニに行ったら価格はどれくらいだろう?利用人数って大体どれくらいだろう?というのを観察してみてください。
こうした小さな積み重ねが良い結果に結びつくものです。頑張りましょう。
問題はなんでも良い
ぶっちゃけると、ケース面接対策で何が聞かれるかはわかりません。
あらゆるものが問題として出ますので、日頃からネタを見つけてみてください。例えば、
- 電車内の広告を出している企業の売り上げを上げるには?
- 自分の趣味(バスケ、サッカーなど)の人口は?
など身の回りのネタでどんどん練習してみてください。
こうして、問題への慣れ、考え方への慣れを深めていくことで、面接でも落ち着いて回答できるはずです。
そして作った回答を、初めに説明した通り自分でチェックして振り返り修正を繰り返すことで確実に力をつけていくことができるはずです。
3.今からやるべきこと
まずは、自分の面接の回答を振り返りましょう。何ごとでもそうですが、まず自分を客観的にを知らないと対策ができませんよね。
しっかり振り返りをした後は対策です。正しいフォームで正しく練習することが上達の最短コースです。
誰もが最初からできるわけではありません。練習しコツコツ積み上げ流しか結果を出す方法はありません。
まずは行動に移し振り返りをしながら対策をしていきましょう。
みなさんが晴れてコンサルタント になれるよう応援しています。
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