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経営コンサルタントに資格は必要ありません【スキルは必要です】

 

Aさん

コンサルタント志望者「コンサルタントになるためにどんな資格を持っていると有利なんだろう?どんなスキルが必要なの?」

この記事ではこういった疑問にお答えしていきます。

本記事の内容

  • 経営コンサルタントに必要な資格はない
  • 経営コンサルタントに本当に必要なスキル
  • 必要なスキルを身につけるための行動・おすすめサイト

コンサルタントとして20件以上のプロジェクトをしてきて、必要なスキル、役に立つ資格についても感じるものがありますので、今回はそれをまとめていこうと思います

この記事を読めば、コンサルタントになる前、なった後どんなスキルを身につけておくべきか参考になると思います。

1.経営コンサルタントに必要な資格はない

結論から言うと、経営コンサルタント になるために必要な資格はありません。

経営コンサルントは、”経営の専門家”、”企業のお医者さん”として企業の問題点を解決していくサポートをする仕事ですが、国や何か定められてている資格があるわけではありあません。

経営コンサルタントに関連する資格

経営コンサルタントに資格は必要はありませんが、持っておくと良い資格はあります。

  • MBA(経営学修士)
  • 公認会計士
  • 中小企業診断士

 

MBA(経営学修士)

MBA(経営学修士)は資格というよりも学位ですが、コンサルタントの中で持っている人が多い資格ナンバーワンです。特に、マッキンゼー やBCG、ベイン&カンパニーなどのトップコンサルティングファームではMBAを取得している人が多い印象です。

 

MBAがなぜ、経営コンサルタントとして働く上で役に立つかというと、その学習過程で、”ケース式授業”が導入されているからです。

アメリカのMBAではケース問題(ある企業に対して、問題・課題を見つけ、打ち手を考えるもの)を利用して、授業ないでディスカッションし、発言の内容によって成績が決まるシステムを導入しています。ケース式授業の概要は下記参考リンクより確認してみてください。

参考:ハーバード・ビジネス・スクールの 徹底した「ケース原理主義」の実態とは?

 

この授業を通して下記のスキルを身につけることができるので、非常に有効です。

  • 経営学理論(マーケティング、会計、ファイナンス、リーダーシップ、企業・・・)
  • 課題解決の方法
  • 論理的思考スキル
  • ディスカッションスキル

 

まさに、経営に関する総合的なスキルが身につくため非常に役に立つスキルですね。

チャンスがある方はチャレンジされてみてはいかがでしょう。

 

公認会計士

公認会計士の資格も非常に有効です。公認会計士を取得している方は、M&Aの案件などで非常に活躍されている印象です

会計のスキルが圧倒的に高いので、数字分析のレベルの高さ、M&Aでのシミュレーションや会計への理解があるため非常にコンサルタントに転職してすぐの方でも、専門知識を生かして立ち上がっています

次のようなスキルを身につけられるので非常に役に立つと思います。

  • 会計
  • 財務
  • 企業法

 

将来M&Aをした、独立をしたい方にはこういった資格があると、キャリアを作りやすいかもしれません。

おすすめLEC 公認会計士講座

 

中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対して診断・助言を行う専門家で、経営コンサルタントの国家資格です。この資格を持っているから、マッキンゼー に入社できるというものではないですが、持っておいても良いかなというレベルの資格です。

  • 企業経営理論:経営戦略論、組織論、マーケティング論
  • 財務・会計
  • 運営管理:生産管理、店舗・販売管理
  • 経営情報システム:情報システムの基本知識
  • 経営法務:知的財産権・会社法
  • 経済学・経済施策:マクロ経済・ミクロ経済
  • 中小企業経営・政策:中小企業の経営動向、特有の課題

 

まさに、MBAにはいくお金がない方でも、チャレンジしてみても良いかもしれませ。大学生や社会人でも着実に学習をすれば合格することは難しくない試験ですのでチャレンジしてみても良いと思います。

取得している友人に聞いても、公認会計士を取るよりは難易度は低いし転職する時にも学んだ知識をかなり使えるのでとってよかったといっていました。(年収もしっかり上げていましたがw)

おすすめLEC 中小企業診断士講座

資格がないと活躍できないのか?

答えな、”No”です。資格がなくても全く問題ありません。実際に先ほど挙げたような資格や学位を持っていない方でもコンサルティングファームのトップになっている方もいますし、コンサルタントとして活躍している方は多数います。

ッキンゼー でマネージャーになった方もお持ちでないですし、ATカーニーマネージャー→BCGプリンシパルの方もMBAや会計士の資格は持っていません。

 

結論、資格よりも大切なのは、スキルなのでどんなスキルが必要かこの後解説していきますね。

2.経営コンサルタントに本当に必要なスキル

コンサルタントに必要なスキルは大きく3つしかありません。

コンサルタントに必要な3つのスキル

  • 考える力
  • 正しく伝える力
  • 専門性

 

コンサルタントに必要なスキル1:考える力

ぶっちゃけると、コンサルタントに必要なスキルは考え力だけです、と言い切っても良いかもしれません。それほどまでに、ずっと考え続けることが仕事となります

 

論理的に考える力だけでは足りない

コンサルタントの中で代表的な、”ロジカルシンキング”はみなさん聞いたことあるかと思います。

論理的に考える力は下記記事に詳細は譲りますが、ロジカルシンキングはお作法なので、これだけではお客様に価値を届けることができません。

関連記事論理的に考えるための方法【分かりやすく解説します】

 

本当に必要なことは、”納得感”や”確かにこの課題は解決しないといけない!”と、お客様に思っていただくことです。

 

必要なのはロジカルシンキング×想像力

必要なのは想像力です。具体的にいうと、

  • 問いを正しく設定すること(誰の疑問・悩みに答えているか?)
  • 打ち手が現実的か?(クライアントの状況を考慮しているか?)

ということを想像できるかどうかで、提案の質が変わります。

例えば、「東京タワーの売上を上げるには?」と、クライアントから相談されたと想像してみましょう。

  • この悩みを持っている人はだれ?(東京タワーのショップ店長?事業部長?社長?)
  • スカイツリーじゃなくて東京タワーなので、日本でもう1番高いタワーじゃないよな・・・

こうしたことを前提としたうえで、問題解決をしていくことができれば、よりお客様の行動につながり、結果的に課題解決につながっていきます。

 

身につけるべきは、ロジカル×想像力のスキルです。

オススメ考える力を身につけたい方はこちら

 

コンサルタントに必要なスキル2:正しく伝える力

次に必要な力は正しく伝える力です。ぶっちゃけ、このコミュニケーションスキルだけで食っているパートナーもいます。

それほどまでに、威力を発揮するのが”正しく伝える力”です。

 

相手のレベルに降りる

すご腕コンサルタントのコミュニケーションはとてつもなくわかりやすいです。

大前提として、ロジカルに話の構造を整理して話す話し方はお作法なので、あまり触れません。(いわゆる、3つ伝えたいことがあるといった、構造を伝える話し方と思っていただければ問題ないです)

 

ここでお伝えしたいことは、内容についてです。すご腕コンサルタントは伝える内容がとにかくわかりやすい。

 

例えば、広告代理店からこんな説明を聞いたことはありませんか?

「CPAを下げるには、CVRを上げるひつようがあり、そのために、LPOを進めていく必要があります。」

私も実際に聞いたことがあります。本当に想像力のかけた回答だと思いませんか?(先ほどお伝えした考える力がここにも出てきます)

 

クライアントは、広告運用の専門知識があるわけでもないのに、専門用語を頻発し、内容がよくわかりません。

つまり、「要するになんなの?」という説明ができない場合が多いので、端的にわかりやすく、相手がわかる言葉、相手の使う言葉で説明できるスキルを身につけていくことが必要です。

 

相手の疑問にまず答える

新卒コンサルタントや中途でコンサルタントになられた方に多い問題が、”聞かれたことに答えられない”ことです。

まずは質問に明確に答えるスキルをしっかり身につけることが、経営コンサルタントとしての第一歩です。

 

難し課題について検討しているので、どうしても、自信がない部分や悩ましい部分が出てくると思います。しかし、聞かれたことにまずしっかり答えることを意識してください。

 

たとえば、「昨日の会食はどうだった?」と聞かれればまずは、うまくいったのか、そうでないのか?について答えてください。料理が美味しかったとか、先方の好きなお酒があって盛り上がったとかの話なその後です。

 

まずは、聞かれたことに答えること。このスキルを高めましょう。

参考上手く話すために、コンサルが使っているたった一つの方法

 

コンサルタントに必要なスキル3:専門性

最後にコンサルタントに必要なスキルは、専門性です。専門性といっても色々あると思います。IT、サプライチェーン、会計、業務改革、人事など様々あります。

経営コンサルタントは”経営の専門家”なので目標とするレベルは、どの領域でも一定程度その道の専門家と会話ができるレベルです

 

私自身も目標としているレベルでまだまだ道半ばですが、どの領域にも知識は必要となってきます。

特に、自分の対面のお客様が、担当者から、課長、部長、社長などと上がっていくに応じて、必要な知識の幅は広がります。そこで、どんな悩みに対しても一定程度の回答ができることが究極の姿だと思おっています。(さらに、特定の領域に関して、業界トップの専門性があることが理想ですが・・・)

 

もちろん、1つのスキルに特化していくのも大切です。会計に圧倒的に強いという専門性をお持ちであれば、人事などにも幅を広げていくことをお勧めします。

経営コンサルタントは専門性がつかない?

答えは、”経営の専門性”が身につきます。

専門性の議論がされる時にはだいたい、IT、在庫管理、会計などのトピックに細分化された内容をイメージするかとお思います。

しかし、経営コンサルタント として身につく専門性は、”経営”についてです。例えば、このタイミングでどの事業に投資をしていくのが良いか?、デジタル技術を経営に生かしどのように方向転換していくか?こうした経営判断や経営改善への専門性が身につくことは間違いないです。

経営コンサルタント として専門性がつかないと不安な方は、各専門的なスキル・教養を身につけながら、経営戦略構築の専門性を高めていくことで、市場価値は高まります。

 

3.必要なスキルを身につけるための行動・おすすめサイト

答えは、自己投資を続けることしかありません

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