この記事ではこういった疑問にお答えしていきます。
私は、新卒から戦略コンサルタントとして働いています。コンサル転職面接のサポートも100名以上サポートしています。
この記事を読んでいただければ、営業からのコンサル転職はどうなの?の答えがわかります。そして、コンサルタントへの転職・就職の後押しになれば幸いです。
本記事の内容
経営コンサルタントに転職することが不安な方も、転職が決まった方も是非読んでコンサルタントとして活躍して下さい。
1.営業から経営コンサルタントになれるの?
結論から言うと、営業職からコンサルタントになることはできます。というかむしろ営業されていた方はコンサルティングファームに入れば活躍される方はたくさんいらっしゃいます。
営業経験されたあなたは、自分では気付いていないかもしれませんが、新卒コンサルタントよりもたくさんの強身を持っています
営業経験がめちゃくちゃ強み
クライアントの気持ちが具体的に想像できる
営業として日々様々なお客さんと商談をしていた中でクライアントの気持ちがわかるようになっているはずです。日々の悩みや課題感に対して営業をしている中で、クライアントの自身の悩みや立場上の悩みなど様々な悩みに触れています。その悩みを具体的に知っているからこそコンサルタントとして活躍できるのです。
新卒コンサルタントにはない現場感覚がまさに営業経験者の強みとして生きるはずです。
提案の時に問題解決のベースがある
日々の商談で、問題解決の力は確実に身についています。お客さんの会社の状況、市場の状況を踏まえて提案を行いますよね。これこそまさに問題解決です。
これはコンサルタントがやっていることと何一つ変わりはありません。もちろんコンサルタントはそれ自体を商品としているので、問題解決の細かさ正確さは入社されてから驚くこともあると思います。
しかし、あなたが普段からより高いレベルで問題解決を意識することで、コンサルタント になってからも必ず役に立つはずです。そのために必要なスキル・問題解決力はぜひ高めるよう努力してみてください。
参考:問題解決力を高めたい方へ
参考:【必読】できる社会人やコンサルタントになりたい方へ【おすすめ本】
コミュニケーション能力が高い
コミュニケーション能力が営業職の最大の強みです。アポ取りの電話、商談でクライアントの懐に入る力、飲み会で接待する力。どれをとってもコンサルタントに不可欠な力なんです。
新卒コンサルタントが直面する壁も多くはコミュニケーションに関係しています。
- 知らない人に電話をかけて調査をする(コールドコールとよおばれています)
- クライアントの担当者と仲良くなる。
こうしたコミュニケーションもコンサルタントには必須です。ここでうまく立ち上がれない新卒の方をたくさんみてきました。
その点営業出身の方はこの手のコミュニケーションはかなり得意なはずです。営業の皆さんが当たり前に思っているコミュニケーション能力はコンサルタントになってからも間違いなく武器になりますので自信を持ってください。コンサルタントに必要なスキルは後から身につきますので。
営業のマインドセットが生きる
目標必達のマインドセット
目標をどんな手を使っても必ず達成し切るマインドセットは圧倒的な強みになります。
営業の皆さんに必ず課される売上目標。これを達成するために試行錯誤し、営業を頑張っているはずです。そして期末には必ず達成させるためにあの手この手を使うと思います。この泥臭く必ずやり切る姿勢はコンサルタントになってからもとても大切です。
コンサルタントになったあなたは、短い納期に驚くと思います。明日までに分析しておいてとかはザラです。そんな時でも、タスクにコミットしやり切ることで上司や部下の信頼を勝ち取り、パフォーマンスも発揮できますし、何より厳しいコンサルタントライフを楽しく過ごせるはずです。
2.営業からコンサルタントになるために意識しておくべきことは?
営業職として働きながら、経営コンサルタントに転職を考えている方は、普段から問題解決を意識してください。
営業=お客様の悩みを自社商品で解決することです。この機会を使って問題解決のレベルをどんどん上げていってください。
お客さんの本当の課題に提案できているか意識する
常に「お客さんが本当に求めていることはなんだろう?」と考え続けてください。単なる上司から言われたままの提案資料を作るのではなく、現場の担当者からの意見、業界の動向などを加味した時に、クライアントは何に悩んでいるのか、考えてください。
本当の課題やクライアントの欲しているものを考え続けることが一番の成長につながります。
営業内容が論理的に正しいか意識する
提案の機会は論理的に納得感のあるものか常に自問自答を続けてください。
時には上司や同僚からフィードバックをもらっても良いでしょう。論理的に正しいのか、抜け漏れがないか、言いたいことを支えるデータや情報は揃っているのか。常に考えてください。
営業は論理だけではもちろんうまくいきません。しかし、論理のないところに気合の営業だけでは限界があるのも事実だと思います。論理と情理の両輪が噛み合えば営業成績はもちろん、コンサルタントとしても評価されることは間違いありません。
日々の業務から論理的に考えることを常に意識し続けてください。
3.営業からコンサルタントになる時に注意することは?
営業からコンサルタントになる時に注意すべきことは、過去の提案の仕方を忘れることです。
これまでお伝えしてきた通り、営業活動は問題解決ですので、コンサルタント に近い部分もあります。ですが、コンサルタントになった後は過去の成功体験は捨ててください。
自分のやり方に固執するとうまくいきません
トップ営業マンでもコンサルタントとしてうまくいかない方は、自分のやり方に固執してしまうことです。
私自身、中途採用で入ってきたコンサルタントの方をたくさん見てきましたが、うまくいかない方の特徴は、2つです。
- 年下のコンサルタント から学べない。
- 過去の仕事のやり方を変えられない。
コンサルタントの世界は、社会人歴の長さではなく、コンサルタント歴が長い人の方が仕事ができる傾向にあります。なので、中途で入社された際は新卒社員だという思いでスタートしてください
参考:【必読】おすすめ本
営業時代のお客さんの声は大事にする
営業時代のお客さんの声は大事にし、捨てないでください。宝です。
コンサルタントは論理的に正しいだけではいけません。そこにリアリティがないといけないんです。営業を通してクライアントの声を聞いてきたあなたはこのリアリティの部分は他のコンサルタント に負けないレベルで持っているはずです。この部分は必ず生かしてください。
働き方は変えてほしいですが、これまでの経験を通して身につけた知識や肌感覚は大事にしてください。ここが、新卒コンサルタントと差別化し価値を出すポイントです。
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4.営業職の人の面接って何が聞かれるの?
営業職の人が面接で聞かれることは、2つです。
- なぜコンサルタントになりたいか?
- なぜこのファームを志望するのか?
ただ、それよりも、ケース問題の回答レベルとコミュニケーションの仕方が大切です。
営業職だろうとマーケ職だろうと、転職の合否はケース面接です
結局のところコンサルティングファームに受かるかどうかにあなたが営業職かどうかは関係ありません。ケース面接ができるかどうかです。
コンサルティングファームの面接では必ずケース面接が行われます。ここであなたがコンサルタントとしてポテンシャルがあるかどうかが見られます。これがうまくいかない限りは絶対に受かりません。
なので必ずケース面接対策は行ってください。
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営業関連の問題は事前にしっかり対策しておきましょう
あなたの会社、業界、営業活動に感するケース面接対策は必ず事前準備しておいてください。ケース面接はあなた自信に身近な問題から出題されることが多いからです。例えば、
- あなたの今の会社の業績を上げるにはどうすべきですか?
- 営業成績を2倍にするにはどのような打ち手がありますか?
こうした問題に対して、今単純に打ち手を考え始めたりしていませんか?それでは面接に落ちてしまいます。ケース面接では、必ずどこで問題が発生しているのか?その原因は何か?何が課題なのか?打ち手は何か?というように、課題を見つけることが肝です。これはとても大切なので覚えておいてください。
ケース面接は誰しも不安です。本を読んでも本当にできるのかわからないと思ってしまいます。しかし、ケース面接対策は頭の使い方を見ていますが、これはスキルで身につきます。営業で身につけた行動力と頭の使い方を身につければ鬼に金棒です。必ずコンサルタントとして成功します。
正しい準備の仕方を知らず、走り出すのは地図を航海に出るのと同じです。持ち前の行動力でコンサルタント への切符をつかんでください。やるなら今ですよ。
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